FAPN 空燃ポジショナ
空燃ポジショナFAPN-S1型(旧型式FAPN-S型)は、ボイラーや工業炉用バーナーの燃焼制御において 従来の機械リンクのカム機構を電子化したものでバーナーの燃焼効率を最大限に発揮させ、低空気比(低O2)運転を可能にする機能をもっております。 燃焼負荷信号(4 ~20mA DC)を入力として、これを最適な関数(折線)に変換します。この関数に従って、バーナーの燃料弁と空気ダンパの開度が最適の空気比になる関数曲線を作成し、これに基づいて制御します。
空燃ポジショナFAPN-W型は、FAPN-S1の機能に加え、燃料弁と空気ダンパの開度を設定する関数曲線を4個(4モード)持っています。
回路図
- 特長
-
- 1. 省エネルギー
- 負荷全域にわたって低空気比運転で、省エネ効果を最大限に発揮。
- 2. 低価格のマイコン制御
- 小容量の熱設備でも、使用出来る低価格製品。
- 3. 空気比設定は正確で簡単操作
- 燃焼データの入力・変更・追加が簡単で、きめ細かい設定が可能。(最大 22点)、また燃料と空気の弁特性を簡単に同期させること可能
- 4. 燃焼調整のメンテナンスフリー
- 燃料弁及び空気ダンパは、各々独立したコントロールモータで直接制御。機械リンクで生じるガタ、ズレがなく、高い信頼性と耐久性を維持。
- 5. 運転中のモニタ機能
- 入力信号、出力信号をデジタル表示
- 6. 自己診断機能と安全性
- 燃料弁、空気ダンパの逆転、停滞(スティック)を起こした時は、自己診断機能でアラーム表示と燃焼遮断。誤操作を防止するキーロック機能付き。
- 7. 入力データのバックアップ
- 不揮発性メモリ(EEPROM)により停電時もデータ保存。
- 8. 年間を通した低空気比運転(W型)
- 周囲温度等に合わせてモードを切り替えることで、年中適正な空気量で運転でき、より省エネ効果を発揮。
- 9. 複数の燃料を1台で制御(W型)
- 燃料に合わせてモードを切り替えるだけで、最適な空気比を実現できる簡単操作。
- 用途
- ボイラー及び燃焼炉用バーナーの空燃比制御(2種類の燃料切換使用では特に有効)
- 仕様
-
項目 / 型式 FAPN-S1
(旧型式FAPN-S)FAPN-W 共通項目 入力信号(燃焼制御信号) DC4~20mA(入力抵抗 240Ω)
又は0~135Ωモーター制御出力(2点) ソリッドステートリレー(SSR)無電圧接点
電流容量 AC130V 3A設定ポイント数/モード 最大22ポイント(21折れ線)設定
分解能1%運転モード 自動運転モード
手動運転モード
プログラムモード
テストモード外部出力 警報:無電圧接点 1 a
AUTOモード:1a AC250V動作周囲温度 0~50 電源電圧 AC85~130V 50/60 Hz 外形寸法(W×H×D) 96×192×176 mm
パネルカット 89(W)× 184(H)mm製品重量 2.1kg 個別項目 設定モード 1 4 モード選択(入力) - 4 モード選択(出力) - 4